研究室のバックアップ体制

大阪市立大学 健康科学イノベーションセンター スマートライフサイエンスラボ 人工知能研究部門は、学長や教授が支えています

医療をAIで変える!そんな志を持つ「侍」に来てほしい

大阪市立大学の荒川学長は、当研究室の母体となる健康科学イノベーションセンター スマートライフサイエンスラボを創設されました。同ラボ設立の目的やビジョン、人工知能部門に期待することをうかがいました。

大阪市立大学 学長荒川哲男

スマートライフサイエンスラボとは?

「スマートライフサイエンスラボ」について教えてください

 「スマートライフサイエンスラボ」は大阪市立大学 健康科学イノベーションセンター内に共同研究の拠点として2020年に新設されました。同センターでは産学共同研究を複数行う予定で、その一つである人工知能部門のリーダーが植田先生です。

住むだけで健康寿命が伸びるウエルネス・スマートハウス

同ラボの主な研究課題について教えてください

 ラボ全体の目標は未来型住宅「ウエルネス・スマートハウス」の実現です。自然環境を再現したストレスの少ない住環境の研究や、身体の機能を非接触でモニターするなどで「無意識に健康増進につながるような家」や、大阪市立大学附属病院にIT技術やAI技術を取り入れてより患者に個別化された健康や研究をより増進できるスマートホスピタルを実現します。

 ウエルネス・スマートハウスが集まる中にはスマートホスピタルがあり、それぞれが有機的につながることでウエルネススマートシティとなる。ゆくゆくはそんな街づくりを目指したいです。

 病気になってから治療するのに比べ、病気の予防に必要な介入は少なくて済みます。住むだけで病気を察知し対処できるような「健康寿命が伸びる街」をつくりたいですね。

 このウエルネススマートシティでは、病院でできた技術を街で利用できるようにしたり、家で得たデータを病院に還元して研究したりします。

植田先生には、AI×医療ができる医師や技術者の育成を期待しています。先生の研究室で育ったAI人材がいつかスマートホスピタルとウエルネス・スマートハウスをつなぐような役割を担ってくれるといいですね。

志を持った研究を応援します

多施設共同研究ができる環境をバックアップ

多施設共同研究をバックアップしておられる理由を教えてください

一般的に、より多くのデータで研究をするほど研究の質は上がります。一施設より複数の施設のデータをもとに研究を行うほどさらに研究の質が上がります。一つの施設のデータだけで研究を進めるとデータにバイアスがありますが、色々な施設のデータから研究すれば汎用性の高い研究結果を得られます。

 大阪市立大学医学部・大学病院には昔から多くの関連病院があり、こうした関連病院のネットワークをAI研究に活用できます。価値・質の高い研究ができるように、わたしもこのネットワークを最大限に利用していくことを推進しています。

「世界を新しくしよう!」という熱意のある方を待っています

ラボでの研究職を検討されている医師・技術者の方にメッセージをお願いします

 この新しいAIプロジェクトを通じて「世界を新しくしよう!」という熱意のある同士に来ていただきたいですね。わたしはそのような人たちを「侍」と呼んでいます。今回のラボでの研究題材は医療であり、研究が実際の患者の役に立つということが大きなやりがいになるのではないでしょうか。来ていただいたら飲みニケーションで楽しい話をして良いものを作っていきましょう。

植田より

AI研究では一般的な研究よりも大量のデータが必要です。各施設から大量のデータを集められるのは、荒川学長、大阪市立大学医学部、大阪市立大学医学部附属病院が中心となり、関連病院や地域の病院と脈々と築き上げてきたつながりがあればこそです。学長が声をあげてくれるからこそ答えてくれる病院がたくさんあります。ありがとうございます。